禁煙成功のきろく⭐︎

こんにちはmugiitoです。

このページにきてくれた方は喫煙者の方、もしくは家族に辞めて欲しいと思っている方でしょうか。

以前私も愛煙家でした。現在は辞めてから5年半位経ちました。

ここでは私が経験した“タバコを辞める“ということについて書かせて頂きます。

興味本位からなくてはならない相棒に

ニコチン依存とは怖い物です。いや、ニコチンに限らず依存っていうもの全般がそうなんでしょうが…。学生時代に“周りが吸っていた“というよくあるパターンで興味本位でタバコを始めた私。父親も吸っていたのでもともと身近な存在でした。

その後社会に出て交友関係も広がり、お酒も覚え、“タバコとお酒“コンボの気持ちよさにすっかりハマってしまいました。余談ですが私には経験はないですがマリファ●の感覚と似ていると聞いた事があります…。そう考えたら怖い…。

朝はタバコを吸う事から一日が始まり、夜寝る前には締めの1本。仕事に行く時は終わりまで足りるか確認し、お酒を飲みに行く時には余分に1箱。

こんな生活をかれこれ15年も続けていました。

ある日のこと。どこに行くにもタバコとライターばかり気にして持ち歩く自分に疲れを感じました。そう、依存している自分に今更ながら気付いたんです。ついでに今までいくら使ってきたのかも計算してみました。タバコの細かい値上がりなんかは考慮してないですが、そこそこの金額でした。なんせ15年オーバーですからね…。何やってんだろうか、と思いました。タバコに対しての嫌悪感というか。なんとも今まで感じたことのない気持ちを抱きました。

「成功するかどうかは分からないけど、辞めれるなら辞めたいな」

という気持ちで始めてみることに。私は今までの人生で、『タバコを辞めよう』と思った事が一度もありませんでした。なぜ思った事がなかったのか自分でも不思議ですが。身体に悪い事はわかり切ってるし、喫煙者を取り巻く環境もどんどん厳しくなって、肩身が狭くなっていっているのに。

なので私にとって初挑戦の禁煙。

手探りで進めることにしました。

禁煙初日

とりあえず朝から吸わない。単純にタバコをゼロにしてみるという方法をとりました。突然始めたので、まあこんなもんでしょう。（笑）

しかし。それはもうしんどい。5分置き位にタバコに手を伸ばしそうになる私。捨ててしまえばそんな事にはならないんですが、ものすごい決意をして始めた訳でもない私は残していました。

いざ禁煙外来へ

どうにか吸わずにいたんですが、このままでは無理だ気が狂ってしまうかもと、初日の夕方前に禁煙外来のある内科へ行く事にしました。一酸化炭素の濃度を測定、宣言書みたいなものを書き、禁煙補助薬として飲み薬か貼り薬を処方してもらって治療開始。ニコチンを少しだけ摂取して離脱症状が出ないように、コントロールしていく治療でした。私は仕事の関係で眠くなりにくい貼り薬をもらいました。タイプが2種類あり、強い方と弱い方。私は測定結果から弱い方の貼り薬を。

が、貼ってしばらくしたら、気分が悪い。

ムカムカ、吐きはしないんだけど何だか目眩もする。

眠くなるのも困りますが気分が悪くなるのも…完全に貼り薬の成分だと確信し、剥がすことに。せっかく病院へ行ったけど、これじゃあ何も出来なくなると思ってもう使用しませんでした。

禁煙グッズ

何か禁煙アイテムが無いと不安…と思った私は病院の飲薬に変える事なくドラッグストアの禁煙コーナーへ。そこにあった電子タバコを試してみることに。USBで充電するタイプの物で、カートリッジを交換して使用。メンソールのフレーバーを購入。

ニコチンが入っていないので身体は満足していない…でも何だか“吸った風“な手と口…

最初は不思議な感覚でした。

それが徐々に、その吸った風な行為で満たされだしました。とは言えタバコを吸っていた時よりも頻度が増えました。まあ、2、3吸いして止めるとかいう感じだったので本数で言うとどうなのか分かりませんが、それでもとにかくニコチンが入っていないという要素は大きいです。逆に考えると、ニコチンが入っていないから体が欲して頻度が増えたのかもしれませが、そこを乗り越えるともう電子タバコでOKな感じになって来ます。

そしてUSB充電式の物は本当に扱い易かったです。今やどこでも充電出来ますからね。

その後電子タバコを吸うのも無意味に感じるようになりました。5年半前という事もあり私の会社ではやはり喫煙ルームに行かなければ行けませんでしたから、“わざわざ副流煙を吸いに入って行く“ という何をやっているんだか分からない行動をやめようと思い、会社では吸うのを辞めれるかな？と休憩の時に行くのを一回とばしてみた所、案外なんともなかったんです。

「じゃあ次の休憩も吸わずに過ごしてみよう」

そうやって会社で吸う回数は減り、２・３日位で吸わなくてよくなりました。

すると、会社の外でも特に必要性を感じなくなり家でも急に回数が減りました。

お酒を飲むと電子タバコが欲しくなりましたがそれもその時だけだったし、吸ったからといってなんせニコチンが入っていないので以前の様に気分も変わらず。効果が得られないのですぐに欲しい気持ちも薄れました。

そのまま家でも触る機会がどんどん減りました。丸一日触らずストレスなく過ごせた日はそれはもう嬉しかったです。

「これはいいところまで来ている」と、手応えを感じました。

その後は仕事でストレスを溜めようが、彼氏と喧嘩をしようが、私はタバコを吸うという選択肢を設けませんでした。ストレスでまたタバコを吸うって事が私には『結局吸う理由が欲しい』と思えたからです。

それにそれよりも嫌だったのは

「タバコを吸ったら今までの頑張りが無駄になる。禁煙期間がリセットされる。また禁煙するってなったら辛かった初日からの数日をもう一度繰り返さないといけない。」

これらが私には大きかったです。

なんせしんどかった最初の数日間…（笑）

ようやく開放されたのにまた繰り返すのはしんどいし、『禁煙出来なかった自分』にもがっかりしそうな気がしました。それならちょっと吸いたいかなって思っている時だけ我慢する事の方が楽に思えたんです。

タバコを辞めたら太る

これは本当です！！それまでと同じ食生活をしていては太ってしまいます。タバコの影響を受けて不健康になっていた体が、健康に戻るからだそうです。すなわち胃や腸の抑制されていた機能も戻り、食べた物をしっかり吸収してくれるということだそう。もう一つ原因はタバコを辞めて口寂しくなってしまうから飴やおやつを食べてしまいがちという理由です…健康に戻るのは本当にいい事。ですが、少し気に留めておいて欲しいです。

それと、ご飯が美味しい気がします。吸っていた頃が美味しくなかったのかと言えば全くそんな事はなくって、当然美味しく頂いていたのに、さらに美味しい…これも味覚が正常に戻って来たという事なのかもしれません。そんなの、もう食べるしかないでしょう。

タバコの臭いが嫌いになる

タバコを辞めても、タバコの匂いが嫌いにならない人は要注意だと個人的に思います。

私は辞めてから時間が経つにつれてどんどん匂いが嫌になりました。嫌になればなる程、吸いたいという気持ちは減りました。今ではスーパーですれ違った人の服に付いているタバコの匂いでさえ強烈に感じてしまう程。「昔は自分だって吸っていたくせに」と思われるでしょう。自分でも思います。でも嫌いだからこそ再開する選択肢がないんだと思います。

そんな事を言っておきながら、それでも依存の怖さを感じる事があります。

私の場合は仕事を終えて会社から出た時に一瞬、“これからタバコを吸う“ 時の感覚が蘇ることがこの5年半の間に数回ありました。それは一瞬で、「あっ」って思ったらすぐ消える感覚なのですが。まだ私の身体はタバコを覚えているんだな、と思う瞬間です。

おわりに

意思だけで禁煙を成功させる事はハードルが高いかもしれません。まずは私の様に病院からでもいいし禁煙グッズからでもいいし。今は健康志向なんかもあって色々な禁煙サポートグッズがあります。私はニコチンの入っていない電子タバコに一度置き換えたことによって成功と言っていい状態を保つ事が出来ています。お勧めします。使える物は試してみるのがいいと思います。秘訣と言っていいかは分かりませんが気持ちの持ちような所もあるので禁煙を始めたら、吸いたくてイライラすると思うんですがそれってタバコを吸う事にこだわってる自分がいるからですよね？

“タバコを吸う事を諦める“ という気持ちを持ってみて欲しいです。少し楽になれると思います。

タバコをやめて良かった事は、沢山あります。私が感じたのは、

• 息切れしにくくなった
• 痰が減った（汚い話ですみません…汗）
• 金銭面で余裕がでた
• 肌が綺麗になった
• タバコのヤニが無くなり歯が綺麗になった
• 民間保険の保険料の割引きがある

といったところでしょうか。まだまだ細かい事はありますがざっと挙げてもこれくらいはあります。辞めてみたら結構いいことありますよ。(^-^)

これから禁煙を始める方は成功しますように！

最後までお付き合いいただきありがとうございました( ´ ▽ ` )ﾉ