不妊治療って、やはり最初の一歩踏み出すのにとても勇気がいると思います。
実際に私もそうでした。
次もう一度タイミングをとってみて出来なかったら病院に、、、
なんて事を随分繰り返しました。
“始めるには早い方がいい“
とよく耳にすると思いますが、本当にそう。
どうかどうか、1ヶ月でも2ヶ月でも、早く。
早く始める理由
1精子・卵子の劣化
年齢を重ねて身体が劣化していくのと同じ様に精子・卵子も劣化していきます。そして歳は同じだとしても一人ひとり残っている卵子の数も違います。これは血液検査で知ることができ、AMH検査(卵巣予備能検査)と言います。女性はまだ自分がお母さんのお腹の中に居る時から卵子の数が決まっています。一回の生理周期で1000個もの卵胞を使うそうです。
卵巣の年齢が分かる事で閉経時期が大体何歳頃だろう、とか治療のステップアップの目安にもなります。あくまで卵巣内に残っている卵子の数を知る為の検査であり、妊娠しやすさと関連する卵子の質まで分かる訳ではありません。
2長期化する可能性
最初は検査ばかりです。その後大抵はタイミング法から始まると思います。しかし大体の人が月に一度、排卵のペースでしか進めれないのです。間に検査が入った月は一回飛ぶ事もあるかもしれません。1ヶ月の間に何回も通院する月もあれば少ない月もあり、仕事や子育てとの両立が大変だったりと苦労も沢山あるでしょうが、日々をこなしていると案外過ぎてみればあっという間だったりします。いつの間にか半年、一年経っていたという事にもなります。当然、すぐに授かる人もいれば逆の人もいます。自分がどちらかなんて事は分かりません。
3思わぬ疾患の発見
婦人科に通ったり人間ドックで子宮頸がんの検査や子宮筋腫の検査をしていたら自分の状態が分かるかと思いますがた「会社の健康診断だけしか受けた事ないよ」、という場合はもし何か発見されれば不妊治療開始前に疾患の治療から始めることになるかもしれません。
上記3つが治療を早く始めるに越したことはない理由です。
私の場合は卵巣も年齢以上で、妊娠・出産に影響ないと人間ドックで言われていましたが子宮筋腫が3個もあり、年齢的にも妊娠・出産に至る確率は高くない、という状況からのスタートでした。もたもたしていた事を悔やみもしましたが、それ程大きな決断だったのです。
もちろんパートナーに出会う時期によっても前後する事です。子供は将来欲しいけどまだパートナーに出会っていないという人もいると思います…
そんな方も、今から準備出来る事だってあるんです
とりあえず検査で身体の状態を知る事が出来ます。今の自分の状態や、いつまで妊娠出来るのかを知っておくことは重要です。ライフプランを考える上でも役立つのが検査です。先に書いた様に
不妊治療するぞ!
となった時に子宮頸がんや子宮筋腫、子宮内膜炎の発見で手術や治療とか…
「せっかく始めようとした途端、先延ばしになるなんて…」時間を有効に使っていた方が精神的なストレスも減るはずです。
ストレスから不妊治療がしんどくなるなんて話、よく聞きませんか?
もしも、ですが病状によっては卵子を採れるだけ採って凍結保存するという場合もあります。若い時の元気な卵子を残しておきたいという人もいます。将来的に解凍して人口受精や顕微授精をする、そして移植、という流れになる場合も考えられます。選択肢が沢山あるに越したことはありません。
もう一つ、出来れば食生活なんかを整え始めるといいと思います。妊娠前から積極的に摂取したい栄養素、ビタミンDや葉酸、EPA.DHAなんかを食事からやサプリメントから摂り始めるのもいいと思います。適度な運動も推奨されています。勇気がいる事かもしれませんがタバコを辞めたり、お酒を減らしたりということも…
出来る事から始めてスムーズな不妊治療に挑んでもらえたらと思います。
まとめ
・年齢と共に精子、卵子は劣化する。
・不妊治療よりも先に治療するべき疾患の発見があるかもしれない。
・どの位の期間で妊娠、出産出来るかは誰にも分からない。
これらを踏まえて後悔しない様に始めて頂けたらと思います。少しでも参考になれば幸いです。
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